WordPressでLP(ランディングページ)を作る方法とは?作成手順とおすすめテーマ・プラグインを解説

wordpress lp Webサイト構築

「広告用のLPを作りたいけれど、制作会社に頼むと数十万円かかると聞いて二の足を踏んでいる」「すでにWordPressでサイトを運用しているので、その中でLPも作れないだろうか」——そう感じているマーケティング担当者は多いはずです。実はWordPressを使えば、専門的なHTML・CSSの知識がなくても、コストを抑えてLPを作成・運用できます。この記事では、WordPressのLPと固定ページの違いから、具体的な作成手順、おすすめのテーマ・プラグイン、公開後の効果測定までを一通り解説します。

WordPressのLP(ランディングページ)とは?固定ページとの違い

まずは「そもそもLPとは何か」「WordPressでどう扱うのか」という基本を整理します。ここを押さえておくと、後の作成方法の選択がスムーズになります。

LPとは何か

LP(ランディングページ)とは、商品購入・資料請求・問い合わせといった「単一のアクション(コンバージョン)」を訪問者に促すために設計された、縦長の1枚もののWebページです。通常のWebサイトが複数ページを回遊させる構成なのに対し、LPは他ページへのリンクを極力減らし、ファーストビューからCTA(行動喚起)ボタンまでを一直線に読ませる構成を取ります。

Web広告やメルマガのリンク先として使われることが多く、「訪問者を迷わせず、1つのゴールに集中させる」点が最大の特徴です。マーケティングの世界では、集客した見込み顧客をコンバージョンへつなげる要のページとして位置づけられています。

「WordPressのLPとは何ですか?」という疑問に一言で答えるなら、WordPressという管理システム(CMS)上で作成・公開する、この縦長のコンバージョン特化型ページのこと、と言えます。

WordPressの「固定ページ」との違い

WordPressには投稿タイプとして「投稿(post)」と「固定ページ(page)」があります。ブログ記事やお知らせのように時系列で増えていくコンテンツが「投稿」、会社概要やお問い合わせのように独立して存在するコンテンツが「固定ページ」です。

では「WordPressのLPと固定ページの違いは何ですか?」というと、両者は対立する概念ではありません。LPは、多くの場合この「固定ページ」を使って作成します。つまり固定ページはLPを載せる“器”であり、LPはその器の中に作り込む“中身(デザイン・構成)”という関係です。

ただし、通常の固定ページのままだと、テーマのヘッダー・サイドバー・フッターやグローバルメニューが表示され、訪問者が他ページへ離脱しやすくなります。そこで多くのLP対応テーマでは、固定ページに専用のテンプレート(1カラム・ヘッダーフッター非表示など)を割り当て、LPに適した「余計な導線のない1枚もの」に切り替えられるようになっています。この点が、通常の固定ページと「LPとしての固定ページ」の実質的な違いです。

WordPressでLPを作る3つの方法

「WordPressでLPを作る方法は?」と考えたとき、選択肢は大きく3つに分かれます。それぞれ必要なスキル・コスト・自由度が異なるため、目的に合わせて選びましょう。

方法1: テーマのLP機能を使う

LP作成に対応したWordPressテーマを導入し、テーマに用意されたLPテンプレートやデザイン済みブロックを使って作る方法です。デザインや構成があらかじめ形になっているため、テキストや画像を差し替えるだけで、比較的短時間で見栄えのするLPを公開できます。

有料テーマは1万円〜2万円台の買い切り型が主流で、サイト全体のデザインとLPを同じテーマで統一できるのがメリットです。「LPをWordPressで作るならどのテーマがおすすめ?」という声に応える形で、後述するテーマ各種がこの方式に対応しています。

方法2: LP作成用プラグインを使う

Elementorに代表される「ページビルダー系プラグイン」や、LP特化のプラグインを導入する方法です。ドラッグ&ドロップで要素を配置しながら、画面を見たまま編集(ライブ編集)できるものが多く、使っているテーマを問わず導入しやすいのが利点です。

無料で使えるプラグインもあり、「LPを作るのにWordPressのおすすめプラグインは?」という初心者の入り口としても人気があります。テーマを変えたくない、あるいは既存サイトに1〜数枚だけLPを追加したい、といったケースに向いています。

方法3: 固定ページで自作する

テーマやプラグインの専用機能に頼らず、WordPress標準のブロックエディター(Gutenberg)だけで固定ページを組み立てる方法です。追加コストがかからず、構成の自由度も高い一方、デザインの作り込みには相応の手間とセンスが必要になります。

HTML・CSSの知識があれば「カスタムHTML」ブロックなどでより細かく作り込むこともできます。まずは費用をかけずに試したい、シンプルなLPで十分、という場合に選ばれる方法です。

WordPressでLPを作成する手順(固定ページを使う場合)

ここでは最も汎用的な「固定ページ+LP対応テーマ」を前提に、「WordPressでLPを作る手順は?」に沿って基本ステップを紹介します。使うテーマによって画面は異なりますが、大まかな流れは共通です。

手順1: サーバーとWordPressを準備する

LPを公開するには、まずレンタルサーバーを契約し、WordPressをインストールしておく必要があります。すでにWordPressサイトを運用中であれば、この工程は不要です。独自ドメインとSSL(https化)も、広告の遷移先として使うなら設定しておきましょう。

手順2: LP対応テーマを有効化する(またはプラグインを導入する)

管理画面の「外観 → テーマ」からLP対応テーマをインストール・有効化します。プラグイン方式で作る場合は、「プラグイン → 新規追加」からElementorなどを導入します。既存サイトのデザインを変えたくない場合は、テーマは触らずプラグインだけを追加する方法が安全です。

手順3: 固定ページを新規作成し、LPテンプレートを割り当てる

「固定ページ → 新規追加」でページを作成します。右側の設定パネルにある「ページテンプレート(テンプレート)」から、テーマが用意するLP用テンプレート(1カラム、ヘッダー・フッター非表示など)を選択すると、余計な導線のないLPの土台ができます。この「専用テンプレートを選ぶ」操作が、通常ページをLP化する肝の部分です。

手順4: レイアウトを組み、本文・画像を編集する

ブロックエディターやページビルダー上で、ファーストビュー・ベネフィット・お客様の声・料金・よくある質問・CTAといったセクションを上から順に配置していきます。テーマやプラグインのデザイン済みパーツを使えば、パーツを並べて中身を差し替えるだけで骨格が完成します。訴求文・画像・CTAボタンのリンク先を丁寧に作り込みましょう。

手順5: プレビューで確認して公開する

スマートフォン表示を含めてプレビューで崩れがないかを確認し、問題なければ「公開」ボタンを押します。これで「WordPressでLPを公開するにはどうすればいいですか?」という問いはクリアです。公開後は該当ページのURLを広告やメルマガの遷移先に設定します。なお、似たLPを量産したいときは、固定ページを複製できるプラグイン(Duplicate Page等)を使うと、作成済みのLPをコピーして効率よく展開できます。

LP作成におすすめのWordPressテーマ

「WordPressでLPを作成したい場合のおすすめテーマは?」という質問に応えて、代表的なテーマを整理します。価格や仕様は変動するため、導入前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください(金額はいずれも執筆時点の目安です)。

テーマ名 料金の目安 特徴
Lightning 無料版あり(有料の拡張プラグインあり) 国産の定番テーマ。無料で使い始められ、「無料のWordPressテーマでLPを作成する」入り口として人気。ビジネスサイト向けの実績が豊富
SWELL 17,600円前後(買い切り) ブロックエディター完全対応の高機能テーマ。オリジナルブロックが豊富で、LPも通常ページも同じ操作感で作りやすい
LIQUID LP 無料版あり/有料版あり LP作成に特化した国産テーマ。専用のLPテンプレートやマニュアルが整備されている
OOPS!(TCD) 21,780円前後(買い切り、税込) TCDのLP向けテーマ。デザイン性が高く、30日間のトライアルが用意されている
TCDシリーズ全般 1万円台〜2万円台(買い切り) DROP・Source・OOPS!・Anthem・HAKU・Switch・MassiveなどLP作成に使えるテーマが複数。デザイン品質の高さが強み
THE THOR 1万円台後半(買い切り) SEOと集客を意識した多機能テーマ。LP的な1カラム構成にも対応

無料で始めたいなら「Lightning」「LIQUID LP」の無料版、デザイン性やブロックの豊富さを重視するなら「SWELL」「TCD(OOPS!など)」が候補になります。有料テーマの多くは1万円〜2万円台の買い切り型で、制作会社への外注(数十万円〜)と比べると、コスト面のメリットは大きいと言えます。

LP作成におすすめのWordPressプラグイン

続いて「WordPressでLPを作成するのにおすすめのプラグインは?」に応える形で、代表的なプラグインを整理します。こちらも料金・仕様は変動するため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

プラグイン名 料金の目安 特徴
Elementor 無料版あり/有料は月額制($4.99〜/月程度から) 世界的に定番のページビルダー。ドラッグ&ドロップの直感操作と豊富なウィジェットが魅力。無料版でもLP作成が可能
Landing Page Builder 無料 多くのテーマと互換性があり、SEO面にも配慮された無料のLPビルダー。「WordPress lp プラグイン 無料」で探す人向け
Danganページビルダー 15,800円前後(買い切り、税込) 12種類・63パターンのデザイン済みパーツを組み合わせて作る国産プラグイン。カウントダウンタイマーなどCV促進機能を持つ
LPtools 32,780円前後(買い切り、税込) ファーストビューやCTAなど40種類以上のカスタマイズ用ブロックを備え、ライティング済みテンプレートも用意された国産LPプラグイン

「まずは無料で試したい」なら、Elementorの無料版やLanding Page Builderが手軽です。「WordPress lpプラグイン」を買い切りで導入し、テンプレートを活用して効率的に量産したいなら、DanganページビルダーやLPtoolsが選択肢になります。プラグイン方式はテーマを変えずに導入できるため、既存サイトにLPを追加したいケースと相性が良い点も押さえておきましょう。

WordPressでLPを作るメリット・デメリット

「LP作成にWordPressを使うメリットは?」という疑問に対し、良い面と注意点の両方を整理します。導入判断の材料にしてください。

メリット

最大のメリットはコストを抑えられることです。有料テーマ・プラグインは1万円〜3万円台の買い切りが中心で、制作会社に依頼した場合の数十万円と比べて大幅に安く済みます。ちなみに「WordPressのLPコーディングの相場は?」という点でいえば、LP1枚のコーディング外注は数万円〜十数万円、デザインから含めた制作一式では10万円〜数十万円が一般的な目安とされます。自作すればこの費用を圧縮できます。

次に、公開後の修正・運用を自分で行える点です。テキストや画像、CTAの差し替えを管理画面から即座に反映でき、A/Bテストや改善のスピードが上がります。また、同じWordPress上でブログ(SEO)とLPを一元管理でき、集客からコンバージョンまでの導線を1つの管理画面で運用できるのも利点です。テンプレートを使えばLPの複製・量産もしやすく、キャンペーンごとにページを増やす運用にも向いています。

デメリット

一方でデメリットもあります。まず、表示速度や管理の手間です。プラグインを多用するとページが重くなりやすく、サーバーの選定や定期的な更新・保守が必要になります。セキュリティ対策やバックアップも自己責任です。

また、デザインの自由度と手間のトレードオフがあります。テンプレートを使えば手早く作れますが、完全にオリジナルの凝ったデザインを追求すると、HTML・CSSの知識や相応の作業時間が求められます。凝ったLPをスピーディーに、かつ確実に成果を出したい場合は、制作会社への依頼という選択肢と比較検討する価値があります。自社のリソース・スキル・予算を踏まえ、「自作」か「外注」かを見極めましょう。

効果的なLPを作成するためのポイント

LPは公開して終わりではなく、成果(コンバージョン)を出してこそ意味があります。ここでは制作段階から運用まで、押さえておきたいポイントを解説します。

目的・ペルソナを明確にする

LP制作の出発点は、「誰に・何を・どう行動してほしいか」を明確にすることです。ターゲットとなる想定顧客(ペルソナ)のニーズや課題を丁寧にリサーチし、訴求軸を1つに絞り込みます。ペルソナを具体的に描くほどメッセージが刺さりやすくなり、コンバージョン率の向上につながります。あれもこれもと欲張らず、「このLPで達成したいゴールは何か」を1つに定めることが、成果を出す第一歩です。

広告との一貫性を保ち、ファーストビューにこだわる

LPは多くの場合、Web広告からの流入を受け止めるページです。広告のキャッチコピーや訴求内容と、LPのファーストビュー(最上部の第一印象)を一致させることが極めて重要です。広告で訴えた内容とLPの内容がズレていると、訪問者は「思っていたものと違う」と感じてすぐ離脱してしまいます。

ファーストビューでの離脱率は平均6割以上とも言われ、訪問者の多くは最初の数秒で「自分に有益かどうか」を判断します。ここでベネフィットや信頼要素を的確に伝えられるかが、LP全体の成果をほぼ左右します。CTAボタンについても、誘導元の広告やファーストビューと関連づけ、押したくなる文言・配置を意識しましょう。

公開後の効果測定(Google Analytics/Search Console)

作ったLPが機能しているかは、公開後のデータで確認します。Google Analytics 4(GA4)では「レポート → エンゲージメント → ランディングページ」から、ページごとのセッション数やコンバージョン数、直帰・離脱の傾向を把握できます。どのチャネルから流入し、どこで離脱しているかを見れば、改善すべき箇所が見えてきます。

一方、Search Consoleは検索流入の観点で役立ちます。LPがどのようなキーワードで表示・クリックされているか、掲載順位はどうかを確認でき、タイトルや説明文がユーザーのニーズと合っているかの検証に使えます。GA4で「サイト内での行動」を、Search Consoleで「検索からの入口」を把握し、両者を組み合わせて仮説を立てるのが基本です。

こうしてデータをもとにファーストビューやCTA、訴求内容を改善し続ける取り組みをLPO(ランディングページ最適化)と呼びます。1回作って終わりにせず、測定と改善のサイクルを回すことが、最終的なコンバージョン率の最大化につながります。

まとめ

WordPressを使えば、専門的なコーディング知識がなくても、コストを抑えてLP(ランディングページ)を作成・運用できます。本記事の要点を整理します。

  • LPは単一のコンバージョンを促す縦長ページで、WordPressでは多くの場合「固定ページ」に専用テンプレートを割り当てて作成する
  • 作り方は「テーマのLP機能」「LP作成プラグイン」「固定ページで自作」の3通りがあり、スキル・コスト・自由度で選ぶ
  • 作成手順は、サーバー準備 → テーマ有効化(またはプラグイン導入)→ 固定ページ作成とLPテンプレート割り当て → レイアウト・本文編集 → プレビュー確認・公開、という流れ
  • おすすめテーマはLightning・SWELL・LIQUID LP・OOPS!(TCD)・THE THORなど、プラグインはElementor・Landing Page Builder・Danganページビルダー・LPtoolsなど。有料でも1万円〜3万円台の買い切りが中心で、外注より安く済む
  • メリットは低コストと運用の自由度、デメリットは表示速度・保守の手間とデザイン自由度とのトレードオフ
  • 成果を出すには、目的とペルソナの明確化、広告との一貫性とファーストビュー、そしてGA4・Search Consoleを使った公開後の効果測定・LPO(改善)が欠かせない

自社のスキルや予算に合わせて作成方法を選び、公開後は測定と改善を繰り返すことで、WordPressのLPは着実に成果へつながるページへと育っていきます。

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