「WordPressでサイトを作りたいけれど、インストールの時点でつまずきそうで手が止まっている」——そんな不安を抱えている方は少なくありません。実際、WordPressのインストールには「レンタルサーバーの自動機能を使う方法」「公式サイトからファイルを落として手動で入れる方法」「自分のパソコンの中に作る方法」と複数のルートがあり、解説記事によって書いてあることがバラバラなのが混乱の原因です。この記事では3つの方法を整理したうえで、それぞれの具体的な手順、費用、つまずきやすいエラーの対処法までを一気に解説します。読み終える頃には、自分の目的に合ったインストール方法が明確になっているはずです。
WordPressをインストールする方法は主に3パターン
WordPressのインストール方法は、大きく3つに分類できます。まずは全体像を押さえておくと、以降の手順が理解しやすくなります。
| 方法 | 難易度 | 所要時間の目安 | 主な用途 | 必要なもの |
|---|---|---|---|---|
| レンタルサーバーの簡単インストール | ★☆☆ | 10〜30分 | 実際に公開するサイト全般 | サーバー契約・ドメイン |
| 公式サイトからの手動インストール | ★★★ | 1〜2時間 | 独自要件のあるサーバー、社内サーバー | サーバー契約・ドメイン・FTPソフト |
| ローカル環境へのインストール | ★★☆ | 20〜40分 | 開発・検証・学習 | パソコンのみ(無料) |
レンタルサーバーの「簡単インストール」機能を使う(最も簡単)
現在、9割以上の初心者にとっての正解はこれです。国内の主要レンタルサーバーはほぼすべて、管理画面から数クリックでWordPressを導入できる自動インストール機能を用意しています。エックスサーバーの「WordPress簡単インストール」、ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」、さくらのレンタルサーバの「クイックインストール」、ロリポップの「WordPress簡単インストール」などが該当します。
この機能を使えば、後述する手動インストールで必要なデータベース作成やFTPアップロード、wp-config.phpの編集といった作業をすべてサーバー側が自動でやってくれます。冒頭でよく検索される「WordPressを簡単にインストールする方法は?」という疑問への答えは、この自動インストール機能を使うこと、と言い切って構いません。
公式サイトからダウンロードして手動インストールする
WordPress公式サイト(ja.wordpress.org)からプログラム一式をダウンロードし、自分でサーバーにアップロードして設置する方法です。自動インストール機能がないサーバーを使う場合、社内サーバーやVPS・クラウドサーバーに構築する場合、あるいは既存サイトの構造に合わせて特定のディレクトリに設置したい場合に選択します。
手順は多いものの、一つひとつは決して難解ではありません。むしろ、この手順を一度通しで経験しておくと、WordPressが「PHPファイル群+データベース」という2つの要素で成り立っていることが体感的に理解でき、トラブル時の切り分け力が段違いに上がります。
ローカル環境(Local・XAMPP等)にインストールする(開発・検証用)
自分のパソコンの中に擬似的なサーバー環境を作り、そこにWordPressを入れる方法です。インターネット上には公開されないため、テーマのカスタマイズ、プラグインの動作検証、アップデート前の事前テストといった「本番で失敗できない作業」の練習場として使われます。サーバー代もドメイン代もかからず、完全に無料で始められる点が大きな利点です。
インストール前に準備するもの
実際に公開するサイトを作る場合、事前に用意しておくものは基本的に2つ(手動インストールの場合は3つ)です。
レンタルサーバーと独自ドメインの契約
WordPress本体のソフトウェアはオープンソースであり、ライセンス料は無料です。「WordPressを無料でインストールできるか」という問いに対しては、ソフトウェア自体は無料だが、公開するにはサーバーとドメインの費用がかかる、というのが正確な答えになります。
国内主要サーバーの料金水準は、2026年8月時点でおおむね次のとおりです。ただしキャンペーンによって変動が激しいため、契約前には必ず各社公式サイトで最新の金額を確認してください。
| サービス | WordPressが使えるプラン | 月額の目安(長期契約時) | 自動インストール機能の名称 |
|---|---|---|---|
| エックスサーバー | スタンダード | 990円程度〜(36ヶ月契約の通常料金) | WordPress簡単インストール/クイックスタート |
| ConoHa WING | ベーシック(WINGパック) | 650〜700円台〜(キャンペーン時) | WordPressかんたんセットアップ |
| さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 550円〜(12ヶ月一括) | クイックインストール |
| ロリポップ! | ハイスピード等 | 330円〜 | WordPress簡単インストール |
ドメイン代は年間1,000円〜数千円程度が相場ですが、サーバーの長期契約特典として独自ドメインが永久無料で付いてくるプランも多くあります。ConoHa WINGのWINGパックのように、独自ドメインを2つまで永久無料で提供するケースもあり、実質的なコストはさらに下がります。総額で見ると、サーバー+ドメインで年間1〜2万円程度が、個人・小規模サイトの標準的な予算感です。
なお、無料ブログサービスに近い「WordPress.com」の無料プランを使えば費用ゼロで始められますが、独自ドメインが使えない、広告が表示される、プラグインやテーマに制限があるといった制約があります。ビジネス用途で本格的にコンテンツマーケティングを行うなら、自分でサーバーを借りて設置する「WordPress.org」版を選ぶのが基本方針です。
FTPソフト(手動インストールの場合)
手動インストールでは、ダウンロードしたファイル群をサーバーへ転送するためのFTPソフトが必要です。Windowsなら「FFFTP」「WinSCP」、Macなら「Cyberduck」「Transmit」などが定番です。近年はレンタルサーバーの管理画面に搭載されたファイルマネージャーでzipのままアップロード・解凍できるケースも増えており、その場合はFTPソフトなしでも作業が完結します。
サーバーの動作環境チェック
WordPress 7.0系(2026年8月時点の最新は7.0.4)が推奨する環境は、PHP 8.3以上、MySQL 8.0以上またはMariaDB 10.6以上、そしてHTTPS対応です。主要レンタルサーバーの現行プランであればまず問題になりませんが、古い環境を引き継いで使っている場合は、インストール前にサーバー管理画面でPHPバージョンを確認しておきましょう。PHP 8.2のセキュリティサポートは2026年末で終了予定のため、これから始めるなら8.3以上を選んでおくのが安全です。
レンタルサーバーの簡単インストール機能を使う手順
主要レンタルサーバーでの共通の流れ
サーバー各社で画面デザインは違っても、やることの流れはほぼ共通です。
- サーバーにドメインを追加する:サーバー管理画面の「ドメイン設定」で、使用する独自ドメインを登録します。
- WordPressインストール画面を開く:「WordPress簡単インストール」「クイックインストール」といったメニューを選びます。
- 必要情報を入力する:インストール先のドメイン(とサブディレクトリの有無)、サイトタイトル、管理者ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力します。
- データベースは「自動作成」を選ぶ:多くのサーバーで自動作成がデフォルトになっています。ここを触る必要はありません。
- 確認して実行する:数十秒〜数分でインストールが完了し、管理画面URL(通常は
https://ドメイン名/wp-admin/)が表示されます。 - SSL(https化)を確認する:反映まで最大1時間程度かかる場合があります。
入力時の注意点として、管理者ユーザー名に「admin」を使わないことを強くおすすめします。総当たり攻撃で最初に試されるユーザー名であり、セキュリティ上のリスクが高いためです。パスワードも英大文字・小文字・数字・記号を混ぜた12文字以上にしておきましょう。
サーバーごとの違い(エックスサーバー・さくら・ロリポップ・ConoHa WING)
各社の特徴的なポイントを整理します。
| サーバー | 特徴 |
|---|---|
| エックスサーバー | サーバー申込と同時にドメイン取得・SSL・WordPress設置まで済ませる「WordPressクイックスタート」がある。追加料金は不要だが、無料お試し期間の対象外になる点は要注意 |
| ConoHa WING | 申込フォームの中で「WordPressかんたんセットアップ」を選ぶ形式。契約からサイト開設までが最短ルートで完結する |
| さくらのレンタルサーバ | 管理画面の「クイックインストール」から実行。ドメイン設定を先に済ませておくとスムーズ |
| ロリポップ! | 低価格帯から選べる。プランによって使える機能や速度が異なるため、WordPress利用可否をプラン選択時に確認する |
「エックスサーバーでWordPressは何個までインストールできるのか」という質問もよく見かけますが、エックスサーバーは各プランでマルチドメイン・サブドメイン・MySQLデータベースが無制限のため、ディスク容量が許す限り複数サイトを設置できます。同様に、1契約の中に2つ目・3つ目のWordPressを入れることも、別ドメインや別サブディレクトリを指定すれば問題なく可能です。
公式サイトからの手動インストール手順
自動インストールが使えない環境では、次の5ステップで進めます。
手順1:WordPressをダウンロード・解凍する
ja.wordpress.org から最新版のzipファイルをダウンロードし、パソコン上で解凍します。解凍すると「wordpress」というフォルダの中に、wp-admin、wp-content、wp-includes などのフォルダと、index.php、wp-config-sample.php などのファイルが入っています。
手順2:データベース(MySQL)とユーザーを作成する
サーバー管理画面の「データベース設定」「MySQL設定」といったメニューから、新しいデータベースを1つ作成します。続いてデータベースユーザーを作成し、そのユーザーに作成したデータベースへのアクセス権限を付与します。このとき、データベース名・ユーザー名・パスワード・ホスト名の4点を必ずメモしてください。次の手順4で使います。ホスト名は多くの場合 localhost ですが、サーバーによっては専用のホスト名が指定されているため、管理画面の表示に従います。
手順3:FTPソフトでファイルをアップロードする
FTPソフトでサーバーに接続し、解凍したファイルを転送します。ここで最も間違いやすいのがアップロードする範囲です。
- ドメイン直下(
https://example.com/)で運用したい場合:「wordpress」フォルダの中身を、公開ディレクトリ(public_html や www など)の直下にアップロードする - サブディレクトリ(
https://example.com/blog/)で運用したい場合:公開ディレクトリの下に「blog」フォルダを作り、その中に「wordpress」フォルダの中身をアップロードする
「wordpress」フォルダごとアップロードしてしまうと、URLが https://example.com/wordpress/ になってしまうので注意しましょう。ファイル数が多いため、転送には数分〜十数分かかります。
手順4:wp-config.phpを設定する
wp-config-sample.php のファイル名を wp-config.php に変更し、テキストエディタで開いて手順2でメモしたデータベース情報を書き込みます。編集するのは主に次の4行です。
DB_NAME:データベース名DB_USER:データベースユーザー名DB_PASSWORD:データベースのパスワードDB_HOST:ホスト名
あわせて、ファイル中盤にある認証用ユニークキー(SALT)の部分を、公式のシークレットキー生成サービスで出力した値に置き換えるとセキュリティが向上します。編集時は文字コードをUTF-8(BOMなし)で保存すること、余計な空白や改行を末尾に入れないことが重要です。ここでのミスが、後述するデータベース接続確立エラーの最大の原因になります。
なお、この手順は必須ではありません。wp-config.phpを作らずにブラウザからアクセスすると、WordPress側が設定画面を表示してファイルを自動生成してくれます。ただしサーバーの権限設定によっては書き込みに失敗するため、確実性を優先するなら手動作成がおすすめです。
手順5:インストールスクリプトを実行する
ブラウザで https://ドメイン名/wp-admin/install.php にアクセスすると、セットアップ画面が表示されます。ここでサイトタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力し、「WordPressをインストール」をクリックすれば完了です。この画面が表示された時点で、ファイル設置とデータベース接続はどちらも成功していると判断できます。「5分間インストール」と呼ばれるのは、この最終ステップの所要時間を指したものです。
ローカル環境にWordPressをインストールする方法(開発・検証用)
Local・XAMPP・MAMPの違い
ローカル環境構築ツールの主な選択肢は3つです。
| ツール | 対応OS | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Local(旧Local by Flywheel) | Windows / Mac | WordPress専用。インストーラーを実行してサイト名を入れるだけで環境が完成。サイトごとにPHPバージョンやWebサーバーを切り替えられ、SSLやメール確認機能も内蔵 | ほぼすべての人。初心者から実務まで |
| XAMPP | Windows / Mac / Linux | Apache・MariaDB・PHP・Perlをまとめて導入する汎用パッケージ。WordPress以外のPHP開発にも使える | 汎用的なPHP環境が欲しい人 |
| MAMP | Mac(Windows版もあり) | Apache・MySQL・PHPをまとめて導入。Mac環境での定番 | Macユーザー |
XAMPPやMAMPは汎用ツールのため、ポート設定やデータベース作成、WordPressファイルの配置を自分で行う必要があります。一方Localは、WordPressに特化していてこれらを全自動で処理してくれるうえ、サイトごとに環境が独立しているため「1つのサイトの設定変更が他に影響しない」という利点があります。特別な理由がなければ、まずLocalを選ぶのが現在の主流です。
Windows/Macでのインストール先の考え方
「WordPressをWindowsにインストールするには?」という疑問は、多くの場合このローカル環境の話を指しています。Windowsのパソコンに直接WordPressを入れることはできませんが、上記のツールで擬似サーバー環境を作れば、Windows上でWordPressを動かせます。手順としてはLocalの公式サイトからWindows版インストーラーをダウンロードし、実行後に「+(Create a new site)」でサイト名・PHPバージョン・管理者情報を指定するだけです。
「ローカル環境のWordPressのインストール先はどこか」もよく検索される疑問です。Localの場合、既定ではユーザーフォルダ配下の「Local Sites」フォルダに保存されます(例:C:\Users\ユーザー名\Local Sites\サイト名)。実際のWordPressファイル一式は、その中の app\public の下にあります。テーマファイルを直接編集したい場合は、ここをエディタで開けば作業できます。XAMPPの場合は、インストール先の htdocs フォルダ(例:C:\xampp\htdocs\)の下にWordPressのファイルを置く形になります。
ローカル環境は本番公開の代わりにはなりませんが、「本番でいきなり試して壊す」というリスクを避けられるという点で、業務としてWordPressを扱うなら早い段階で用意しておく価値があります。
インストール時によくあるトラブルと対処法
インストールがうまくいかない場合、原因はほぼパターン化されています。
| エラー・症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| データベース接続確立エラー | wp-config.phpの接続情報の誤り、ローカルでMySQLが未起動、権限不足、サーバー障害 | 4項目(DB名・ユーザー名・パスワード・ホスト名)を1文字ずつ照合。ローカルならMySQLの起動状態を確認 |
| 画面が真っ白 | PHPの致命的エラー、テーマ・プラグインの不具合 | wp-config.phpでデバッグモードを有効にしてエラー内容を確認 |
| URLにアクセスしても何も表示されない | ドメインのDNS反映待ち、アップロード先ディレクトリの誤り | 反映に数時間かかることがある。公開ディレクトリの構成を確認 |
| 管理画面にログインできない | パスワード誤り、Cookieのブロック、プラグイン競合、ログイン試行制限 | シークレットモードで再試行。改善しなければFTPでpluginsフォルダをリネームして切り分け |
| 「404 Not Found」が多発する | .htaccessの不整合、パーマリンク設定の崩れ | 管理画面の「設定>パーマリンク」で保存し直して.htaccessを再生成 |
データベース接続確立エラー
手動インストールで最も遭遇しやすいエラーです。「Error establishing a database connection」と表示されたら、まずwp-config.phpの記述ミスを疑ってください。特に多いのが、パスワードのコピー時に余計な空白が混入しているケース、シングルクォートの閉じ忘れ、ホスト名を localhost と決め打ちしてしまったケースです。ローカル環境の場合は、XAMPP/MAMPのコントロールパネルでMySQL(MariaDB)が起動しているかを最初に確認しましょう。それでも解決しない場合は、サーバー会社の障害情報ページや、phpMyAdminにログインできるかどうかで切り分けを進めます。
「無効なURLです」と表示される
サイトアドレスの設定と実際のアクセスURLが食い違っているときに起きやすい症状です。httpとhttpsの混在、wwwの有無の不一致、サーバー側のリダイレクト設定との衝突が典型的な原因です。管理画面に入れる状態なら「設定>一般」のWordPressアドレスとサイトアドレスを確認し、入れない状態ならwp-config.phpに WP_HOME と WP_SITEURL を一時的に記述して正しいURLを強制指定すると復旧できることがあります。
管理画面にログインできない
ログイン画面が表示されているのに入れない場合は、原因を順番に潰していきます。まずブラウザのシークレットモードで試し、Cookieの問題かどうかを判定します。次にセキュリティプラグインによるログイン試行制限にかかっていないかを確認し、必要ならFTPで該当プラグインのフォルダをリネームして無効化します。サーバー側のWAF(Web Application Firewall)が誤検知しているケースもあるため、サーバー管理画面で一時的にWAFをオフにして再試行するのも有効な切り分け方法です。
インストール後にやるべき初期設定
インストールが完了したら、記事を書き始める前に最低限の設定を済ませておきましょう。後から変更すると影響が大きい項目ほど、最初に固めるのが鉄則です。
パーマリンク設定
最優先で設定すべき項目です。パーマリンクとは各記事のURL形式のことで、後から変更すると既存記事のURLがすべて変わり、SEO評価のリセットや被リンクの喪失につながります。「設定>パーマリンク」で「投稿名」を選んでおくのが一般的で、その場合URLは https://example.com/記事のスラッグ/ という分かりやすい形になります。日本語タイトルをそのままスラッグにするとURLが長大な文字列にエンコードされるため、記事ごとに英数字のスラッグを手動で設定する運用をセットで決めておくと後々困りません。
一般設定・表示設定・SSL
「設定>一般」でサイトタイトルとキャッチフレーズを整え、WordPressアドレスとサイトアドレスがともに https:// から始まっていることを確認します。「設定>表示設定」では、サイト構築中に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れ、公開時に外し忘れないよう注意してください。このチェックが残っていると、いつまで経っても検索結果に表示されません。
テーマ・プラグインの導入
テーマはサイトの見た目と構造を決める土台です。ビジネスサイトやオウンドメディアであれば、表示速度とSEO設計に配慮された国産テーマ、あるいはブロックエディタに最適化された公式テーマから選ぶとよいでしょう。
プラグインは「入れすぎない」のが基本方針です。数が増えるほど表示速度が落ち、競合や脆弱性のリスクも高まります。初期段階で検討する価値があるのは、SEO設定、バックアップ、セキュリティ強化、お問い合わせフォーム、キャッシュといった役割のものです。プラグインの導入は「プラグイン>新規追加」から検索してインストールするのが基本ですが、公式ディレクトリにない有料プラグインなどは、zipファイルを「プラグインのアップロード」から選んで手動インストールします。現在インストールされているプラグインの一覧と有効・無効の状態は、管理画面の「プラグイン>インストール済みプラグイン」でいつでも確認できます。
なお、テーマやプラグインを新しく試すときこそ、先に紹介したローカル環境が役立ちます。本番サイトでいきなり有効化して不具合が出ると、復旧に時間を取られてしまうためです。
まとめ
WordPressのインストール方法を、3つのパターンに整理して解説しました。要点を振り返ります。
- 最も簡単な方法は、レンタルサーバーの自動インストール機能を使うこと。エックスサーバー、ConoHa WING、さくら、ロリポップなど主要サーバーはいずれも対応しており、数クリック・10〜30分で完了する
- WordPress本体は無料だが、公開にはサーバーとドメインの費用が必要。月額330〜1,000円程度、年間1〜2万円程度が個人・小規模サイトの目安
- 手動インストールは5ステップ。ダウンロード・解凍 → データベース作成 → FTPでアップロード → wp-config.php設定 → インストールスクリプト実行、という流れ
- Windowsのパソコン内で動かしたいならローカル環境ツールを使う。現在はWordPress専用のLocalが主流で、サイトは既定でユーザーフォルダ内の「Local Sites」に作られる
- 主要なエラーは原因がパターン化されている。データベース接続確立エラーはwp-config.phpの記述ミス、ログイン不可はCookieやプラグイン競合を疑うのが定石
- インストール直後はパーマリンク設定を最優先で決める。後から変えるとURLが全記事分変わってしまう
WordPressのインストールは、手順さえ整理できていれば決して難しい作業ではありません。まずは自分の目的が「公開するサイトを作ること」なのか「検証環境を作ること」なのかを切り分け、それに合った方法から着手してみてください。
※本記事に記載した各サービスの料金・仕様は2026年8月時点で確認した情報です。キャンペーンや改定により変動するため、契約前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
