「集客用のLP(ランディングページ)を作りたいけれど、Webの専門知識もデザインのスキルもない」「制作会社に依頼すると数十万円かかると聞いて二の足を踏んでいる」——そんな悩みを抱えていませんか。実は、専門知識ゼロ・低コストでLPを公開できるツールとして人気を集めているのが「ペライチ」です。
ペライチは、テンプレートを選んでテキストと画像を差し替えるだけで、最短数時間でLPを公開できるホームページ作成ツールです。ただし、2025年10月の大きなサービス改定によって料金体系や無料プランの扱いが変わっており、「無料で公開できる」と思って始めると想定と違う結果になることもあります。
この記事では、ペライチでLPを作る具体的な手順、最新の料金プラン、メリット・デメリット、そして成果につながるLP制作のポイントまで、これから使う人が知っておくべき情報を体系的に解説します。導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
ペライチlpとは?基本機能とできること
まずは「ペライチとは何か」「どんなLPが作れるのか」という基本から押さえていきましょう。ペライチは、HTMLやCSSといったプログラミング知識がなくても、Webブラウザ上の直感的な操作だけでLPやホームページを作成・公開できるクラウド型のツールです。ブロックを積み重ねるように要素を配置していくため、パソコン操作に不慣れな個人事業主や中小企業でも扱いやすいのが特徴です。
ペライチの基本機能(テンプレート・フォーム・予約・決済など)
ペライチには、LPやホームページの運用に必要な機能がひととおり揃っています。単にページを作るだけでなく、集客から予約・決済までをワンストップで完結できる点が強みです。主な機能は以下のとおりです。
- 豊富なテンプレート:業種や目的別に多数のデザインテンプレートが用意されており、記事作成時点では公式サイトで400〜600種類程度が紹介されています。実際の管理画面でも数百件のテンプレートから選べます。ゼロからデザインを考える必要がなく、近いジャンルのテンプレートを選んで中身を差し替えるだけでLPの体裁が整います。
- お問い合わせフォーム:ページ内に問い合わせ・申し込みフォームを設置でき、獲得したリード(見込み顧客)の情報を管理画面で受け取れます。
- 予約機能:セミナーやサロン、店舗などの予約受付ページを作成でき、当日予約や日付指定予約などに対応します。キャンセルや予約変更も管理画面から処理できます。
- 決済機能:オンライン決済や来店型サービスの事前決済に対応し、商品・サービスの申し込みから支払いまでをページ上で完結できます。
- メルマガ機能:フォームで獲得した顧客に対して、お知らせやキャンペーン情報を配信できます。条件に応じてメールを自動送信する仕組みも利用できます。
- 独自ドメイン設定:無料のサブドメインに加えて、独自ドメインの購入・設定も管理画面から行えます。ブランドの信頼性を高めたい企業に向いています。
なお、予約機能やメルマガ機能などは後述する上位プランでの利用が前提となる場合があるため、目的の機能がどのプランで使えるかは事前の確認が必要です。
無料プランと有料プランの違い
ペライチには無料の「フリープラン」と、複数の有料プランがあります。ここで注意したいのが、2025年10月1日のサービス改定によって、フリープランでは作成したページを公開できなくなったという点です。改定後、フリープランで公開できるページ数は0枚となり、LPを実際にインターネット上へ公開するには有料プランへの加入が必須となりました。
つまり「ペライチは無料でLPが作れる」という以前の常識は、現在は通用しません。フリープランはあくまでページの作成・編集を試すためのものと考え、公開・運用する前提であれば有料プランを選ぶ必要があります。ただし、新規登録から一定期間(改定時点では30日間)は上位プランの機能をクレジットカード登録なしで試せる無料体験が用意されているため、まずは操作感を確かめてから契約を判断できます。
このように料金体系や無料の範囲は変更される可能性があるため、契約前には必ずペライチ公式の料金ページで最新情報を確認してください。
ペライチでLPを作る手順(5ステップ)
ここからは、ペライチで実際にLPを作る流れを5つのステップで解説します。ツールの操作自体は非常にシンプルですが、成果を出すためには「作り始める前の準備」が重要です。
1. 目的・ペルソナを明確にする
ツールを触る前に、まず「そのLPで何を達成したいのか」を明確にしましょう。資料請求を増やしたいのか、セミナー申し込みを集めたいのか、商品を販売したいのかによって、載せるべき情報も設計も変わります。あわせて、ターゲットとなるペルソナ(年齢・職業・悩み・検討段階など)を具体的に描いておくと、テンプレート選びやコピーライティングの精度が上がります。この設計が曖昧なまま作り始めると、見た目は整っていても成果につながらないLPになりがちです。
2. アカウント登録する
ペライチの公式サイトからメールアドレスなどで新規登録します。前述のとおり、登録後は一定期間ビジネスプラン相当の機能を無料で試せるため、まずは登録して管理画面に慣れておきましょう。
3. テンプレートを選ぶ
マイページの「新しいページを作成する」からテンプレート選択画面に進みます。数百種類のテンプレートが業種・目的別に並んでいるので、自分が作りたいLPにジャンルが近いものを選ぶのがコツです。テンプレートにカーソルを合わせて「使う」をクリックすると、そのデザインをベースに編集を始められます。イメージに近いものを選ぶほど、後の編集工数を減らせます。
4. テキスト・画像をカスタマイズする
テンプレートは、見出し・本文・画像・ボタンなどが「ブロック」という単位で構成されています。編集したいブロックにカーソルを合わせて「編集」ボタンをクリックし、テキストや画像を自社の内容へ差し替えていきます。ブロックの追加・並べ替え・削除も自由に行えるため、伝えたい順番に情報を組み立てられます。画像は指定された推奨サイズに合わせて用意すると、表示崩れを防げます。
5. 公開設定を行い公開する
編集が完了したら、ページのURLやタイトル、ディスクリプションなどの公開設定を整え、公開ボタンを押せばLPがインターネット上に反映されます。独自ドメインを使いたい場合はこの段階で設定します。公開後もいつでも編集・再公開が可能なので、運用しながら改善していけるのがクラウドツールの利点です。
このように、テンプレート選択からテキスト入力までを含めても数ステップで完結し、慣れれば最短数時間でLPを公開できます。
ペライチlpの料金プラン・費用相場
「ペライチの料金はいくらか」「費用相場はどのくらいか」は、多くの人が気になるポイントです。ここでは無料プランでできることと、有料プランの料金目安を整理します。
無料プランでできること
前述のとおり、2025年10月の改定以降、フリープランではページの公開ができません。できるのは、ページの作成・編集・保存や、管理画面の操作を試すことまでです。「無料でLPを作って公開したい」という目的にはフリープランは対応できないため、実運用を考えるなら有料プランが前提になります。とはいえ、契約前に操作性を確かめられる点や、期間限定の無料体験がある点は、初めての人にとって安心材料になります。
有料プランの料金目安
ペライチの有料プランは、公開できるページ数や使える機能に応じて複数の段階に分かれています。記事作成時点で確認できた料金の目安は以下のとおりです(いずれも税込・月額の目安で、契約期間や時期によって変動します)。
| プラン | 月額料金の目安 | 公開ページ数の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0ページ(公開不可) | 作成・編集の練習用 |
| ライト | 1,600円台〜 | 3ページ程度 | 独自ドメイン対応。最小コストで始めたい個人向け |
| レギュラー | 3,200円台〜 | 5ページ程度 | オンライン決済・アクセス解析・HTML/CSSカスタマイズが利用可 |
| ビジネス | 4,300円台〜 | さらに多い | 予約・メルマガなどビジネス機能を本格活用 |
| プロフェッショナル | 7,600円台〜 | 最も多い | 大規模運用・高度な機能が必要な事業者向け |
LPを1枚だけ公開したいのであれば、ライトプランでも要件を満たせるケースが多いです。ただし、オンライン決済を使いたい場合はレギュラープラン以上、予約やメルマガまで活用したい場合はビジネスプラン以上が必要になるなど、使いたい機能によって選ぶべきプランが変わります。また、長期契約(1年〜数年)を選ぶと月あたりの料金が割安になる割引も用意されています。
制作会社にLP制作を外注すると相場は数万円〜数十万円かかることを踏まえると、月額数千円で自作・運用できるペライチは、費用面で大きなアドバンテージがあります。ただし、料金は改定される可能性があるため、契約前には必ず公式サイトで最新の金額を確認してください。
ペライチでLPを作るメリット
ここまでの内容を踏まえて、ペライチでLPを作るメリットを整理します。「なぜ多くの個人事業主や中小企業がペライチを選ぶのか」が見えてきます。
専門知識不要でスピーディーに公開できる
最大のメリットは、HTMLやCSSといった専門知識がなくてもLPを作れることです。テンプレートを選び、ブロック単位でテキストや画像を差し替えるだけなので、Web制作の経験がない人でも直感的に操作できます。ゼロからコーディングしたり制作会社とやり取りしたりする必要がないため、思い立ってから公開までのスピードが圧倒的に速いのも魅力です。キャンペーンやイベントなど、公開を急ぎたい場面で特に威力を発揮します。
コストを抑えられる
制作会社にLP制作を依頼すると数万円〜数十万円の初期費用がかかりますが、ペライチなら月額数千円程度の利用料で自作・運用できます。修正や更新も自分で行えるため、公開後に発生しがちな運用コストも抑えられます。「まずは小さく始めて反応を見たい」というスモールスタートに向いており、限られた予算で集客に取り組みたい事業者にとって心強い選択肢です。
サポート体制が充実している
ペライチは、初心者がつまずきやすいポイントを解消するためのヘルプページや使い方ガイド、サポート窓口が整備されています。操作に迷ったときに参照できる情報が豊富なため、Web制作に不慣れな人でも安心して使い始められます。無料の学習コンテンツやセミナーなども提供されており、ツールの使い方だけでなく集客の考え方まで学べる環境が用意されている点も、他の作成ツールにはない安心感につながっています。
ペライチでLPを作る際の注意点・デメリット
メリットが多い一方で、ペライチには向き・不向きがあります。導入後に「思っていたのと違った」とならないよう、デメリットもしっかり理解しておきましょう。
SEOに弱く検索流入は期待しにくい
ペライチで作るLPは、構造上ページ数が少なく、大量のコンテンツを積み上げてSEO(検索エンジン最適化)で上位表示を狙う用途には不向きです。検索エンジンからの自然流入(オーガニック検索)を主な集客経路にしたい場合、ペライチのLP単体では成果を出しにくいのが実情です。そのため、ペライチのLPは広告やSNS、メルマガなど他の流入経路と組み合わせて使うのが基本的な設計になります。「作れば検索から人が来る」わけではない点は、あらかじめ理解しておく必要があります。
デザインの自由度が限られる
テンプレートベースで手軽に作れる反面、デザインの自由度はプロ向けのツールや完全オーダーメイドの制作に比べると限定的です。レイアウトや装飾の細かい調整には制約があり、「テンプレートにない独自のデザインを1ピクセル単位で作り込みたい」といったニーズには応えきれません。レギュラープラン以上ではHTML/CSSによるカスタマイズもある程度可能ですが、その領域まで踏み込むなら結局専門知識が必要になり、手軽さというメリットが薄れてしまいます。
複数ページ運用では割高になりやすい
ペライチは公開ページ数がプランごとに決められており、ページ数を増やすほど上位プランが必要になります。LP1枚だけなら安価に運用できますが、複数のLPや多ページのサイトを運用しようとすると、費用が積み上がって割高になりやすい点に注意が必要です。ページ数が多い本格的なサイトを長期運用するなら、WordPressのような自由度とコスト効率に優れたCMSや、STUDIOのようなデザイン性の高いツール、あるいは制作会社への外注と比較検討する価値があります。
成果につながるLP制作のポイント
ツールで見た目のよいLPを作れても、それだけで問い合わせや売上が増えるわけではありません。ここでは、ペライチに限らずLPで成果を出すために押さえておきたいポイントを紹介します。
流入経路との一貫性を持たせる
LPは、広告・SNS・メルマガなど「どこから来た人が見るページなのか」を意識して設計することが重要です。たとえば広告のバナーで訴求したメッセージと、LPの見出しやオファーがずれていると、訪問者は「思っていた内容と違う」と感じて離脱してしまいます。流入元の期待とLPの内容を一致させ、訪問から行動までの流れをスムーズにつなぐことが、コンバージョン率を高める第一歩です。
A/Bテストで継続的に改善する
LPは一度公開して終わりではなく、公開後の改善こそが成果を左右します。見出しやボタンの文言、画像、オファーの見せ方などを変えた複数パターンを用意して反応を比較する「A/Bテスト」を繰り返すことで、より成果の出る形へと磨き込めます。ペライチはブラウザ上ですぐに編集・再公開できるため、こうした改善サイクルを回しやすいのも利点です。アクセス解析機能が使えるプランを選び、数値を見ながら判断しましょう。
強いオファー・CTAを設計する
LPの成果を大きく左右するのが、オファー(提供する価値)とCTA(行動喚起)の設計です。「無料相談」「期間限定特典」「初回限定価格」など、訪問者が今すぐ行動したくなる理由を明確に打ち出しましょう。そのうえで、申し込みボタンやフォームへの導線を目立たせ、迷わせないことが大切です。ペライチのフォーム機能や決済機能を活用すれば、興味を持った瞬間に行動へつなげる導線をLP内に用意できます。
ペライチlpの制作事例(業種別)
ペライチは業種を問わず幅広く活用されています。代表的な活用シーンを業種別に見てみましょう。
- スクール・教室:オンライン講座や習い事教室が、体験レッスンの申し込みLPとして活用。予約機能で日程調整までワンストップで完結できます。
- 美容・サロン:エステや美容室が、キャンペーンや新メニューの訴求LPを作成。予約・決済機能と組み合わせて来店予約を獲得しています。
- 飲食・店舗:飲食店がテイクアウトやイベントの告知ページとして活用し、SNSからの流入と相性よく集客しています。
- 士業・コンサルタント:税理士や社労士などが、無料相談への導線としてサービス紹介LPを設置。フォームからの問い合わせ獲得に役立てています。
- セミナー・イベント主催者:セミナーの募集ページとして活用し、申し込みから決済までをLP上で完結させています。
いずれの業種でも、「専門知識がなくても、集客に必要なページをスピーディーに用意できる」という共通の価値がペライチの活用を支えています。テンプレートが業種別に用意されているため、自分のビジネスに近い事例やデザインを見つけやすいのも、成果を出すうえでの後押しになります。
まとめ
ペライチは、専門知識がなくてもテンプレートを使って低コスト・短時間でLPを作成・公開できる、初心者にやさしいホームページ作成ツールです。予約・決済・フォーム・メルマガといったビジネス機能も揃っており、個人事業主から中小企業まで幅広く活用されています。
一方で、2025年10月の改定によりフリープランでは公開ができなくなり、LP運用には有料プランが前提となった点や、SEOに弱くデザインの自由度に制約がある点など、理解しておくべき注意点もあります。「広告やSNSと組み合わせて使う集客用のLPを、手早く低コストで用意したい」という目的にはペライチが非常に有力な選択肢となる一方、多ページの本格的なサイトやSEO集客を主軸にするなら、WordPressや外注など他の手段との比較検討をおすすめします。
自社の目的とペルソナを明確にしたうえで最適なツールを選び、公開後もA/Bテストや流入設計を通じて継続的に改善していくことが、成果につながるLP運用の近道です。「どのツールで、どんな導線で集客すべきか」で迷ったら、まずは自社の目的整理から始めてみてください。
